海外のクライアントと仕事をしていると、「固定IPアドレスを教えてください」と言われて戸惑った経験がある方もいるのではないでしょうか。ここでは固定IPが必要になる場面と、選ぶ際の確認点を整理します。
固定IPとは
固定IP(静的IPアドレス)とは、インターネット接続のたびに変わらない、自分専用のグローバルIPアドレスです。通常の家庭向け回線では接続するたびにIPアドレスが変わる「動的IP」が使われていますが、固定IPはオプション契約や特定のサービスによって付与されます。
必要になる典型例
- 海外クライアントの業務システムやVPNに、IP制限つきでアクセスする場合
- 自社のサーバやクラウドサービスへのアクセス元を、特定のIPアドレスに限定したい場合
- 取引先が指定するセキュリティ要件で、特定の業務ツールへの接続を固定IPからに限る場合
入手方法
固定IPを利用するには、固定IPオプションを提供している回線・プロバイダと契約する方法や、ビジネス向けのホスティング・VPS、ビジネス回線で固定IPを付与する構成にする方法があります。個人向けの一般的な回線では対応していないこともあるため、事前の確認が必要です。
選ぶときの確認点
- そもそも固定IPが本当に必要な要件かどうか。多くの用途はVPNや多要素認証だけで足りる場合があります
- 月額費用(固定IPはオプション料金がかかることが一般的です)
- IPv4かIPv6か、契約先がどちらに対応しているか
- 同時接続台数やルーター側の設定が要件に合っているか
固定IPは要件が明確な場合に検討するもので、必要のない状況で先回りして契約するのは過剰投資になりがちです。まずはクライアントや取引先に「本当に固定IPが必須か」を確認してから、契約を検討するのがよいでしょう。
固定IP以外にも、海外取引の実務では請求や契約まわりを整える業務自動化も合わせて検討すると効率化につながります。収入が増えてきた際は、手取り計算機で手取り額を確認しておくのもおすすめです。
固定IPが要件のときは、ビジネス向けの回線・ホスティングで固定IPを付与する構成があります。
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